目の前には、池。
ピンまで256y。
悩みますよね。
あの池さえなければ。そうです。なぜ池があるのでしょう。
もちろんコースを難しくするための物です。
そしてコースの景観を良くし、記憶に残らせるためにも必要不可欠なものであることも正解です。
マスターズが開催されるオーガスタナショナルGCの16番ホールなど、池の配置が印象的で、とてもきれいと感じるところもありますね。
その他にも 、日本のゴルフ場には池を配置しなければならない理由があります。
それは
防災上の理由です!!
コースに水が貯められていないと、下流の河川への雨水の流出量が増え、洪水のリスクが増えたり、土砂災害のリスクが増える。それを防ぐために、コースには調整池の設置が義務付けられたのだそうです。
つまり、コースの池は、ダムってことだね。
コースをデザインするときは、谷越えホールのような場所に、景観を度外視して(貯水に特化した)深い池を配したり、逆に戦略性を高めるためや景観を良くするための池は、浅くして、その分面積を広くしたりと工夫をします。こうした工夫によって、実用性と景観の美しさをすり合わせているそうです。
制約の中で、美しさを追求する。こういったモノの作り方は、いかにも日本らしいと言えますね。次回コースに行ったら、“憎っくき”池をじっくりと眺めてみてはいかがでしょうか。
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