アイアンの構造

MEのブログ

最近の社長は9番アイアンで150~160ぐらい飛ぶんだそうです。

一体どこからそんな力が出ているのでしょうか。

ミーには謎です。

それにしても、最近のアイアンは飛ぶものが多いですね。

現在のアイアンの構造は外見から見るよりもずっと複雑になっています。

アイアンのヘッド重量は7番アイアンでおよそ250〜265グラム前後。

大型ヘッドでも、最近はとても軽いですよね。

大型ヘッドアイアンのほうがシャフトを長く、軽く設定されることが多いからです(^^♪

画像: 写真1:フェース裏の複雑な肉厚設計が特徴のAI解析フェースのマーベリックアイアン

キャロウェイアイアン分解してみると、薄いステンレスカップフェースを採用し、大きなフェース部が“軽く”作られているのがわかります。

そしてフェースの裏側は複雑な肉厚になっている!!

これが、打点分析に合わせてAIが計算した全領域高初速フェースです。

ボディ部のフェース下側には重たいウェイトが柔らかい樹脂に包まれるようにはめ込まれていて、フェースの裏側下部にも横幅いっぱいに樹脂。これで振動をコントロールし、エネルギーロスを抑えているわけ(*^-^*)

ボディフレームは360°溝状に削れていて、慣性モーメントを大きく保ちながら少しずつ削った重量をソールやバックフェースに振り分ける。そうすることで番手ごとの適正重心設計がしやすくなるそうです。

フェースは、薄いチタン。これがかなり大きいのがゼクシオです。

画像: 写真2:フレームデザインを2重にしてより精密に強度と重量配分を両立したゼクシオ イレブンのヘッド

そのまわりをステンレスのフレームボディが取り囲む構造で、トランポリンにシャフトをつけてるみたいですね。

トランポリンのようにフレームをガッチリさせ、中心をしなやかに、軽く仕上げることでエネルギーロスを抑えてるってわけ。

画像: 写真3:「ミズノプロ920」「プロギア エッグ」「オノフ赤’20」のカットサンプル。フェース側のソールを深くえぐり、フェースのたわみ面積を拡げている

基本的にはフェースは薄く(軽く)、中央が深くえぐられているために分厚い(重たい)箇所がヘッドの外周、ソール、バックフェースに集中しています。

・外周を重たく→ フレーム効果による慣性モーメントアップ(打点ズレに強いなど)

・ソールを重たく → 低重心化(ロースピン/フェース下部ヒットに強いなど)

・バックフェースを重たく → 深重心化(つかまり/打ち出し角アップなど)

など、みんなが求めるアイアン機能が実現できるわけです。

このような構造にしてから約、13年たっているそうです。

こうしてゴルフクラブは出来上がっていき、

昔に比べて簡単に距離が出せるようになったんですね。

ゴルフクラブの性格は、基本的には厚みのコントロール(重さの振り分け)で決まります。

こんなに近くにあるのに、中身を知らないなんて、外見で選ぶミーからするととても新鮮でした。

今度クラブを選ぶときは中身にも目を向けていこうと思います(*^-^*)

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